映画「子宮に沈める」の洗濯機・毛糸の意味！ノンフィクションなの？

2013年に公開された「子宮に沈める」。

母親の育児放棄・児童虐待がテーマになっている映画です。

重いテーマをリアルに描いているため、子供がいる親が鑑賞すると憂鬱な気持ちになってしまいます。

衝撃的な内容となっているのですが、この話はノンフィクションなのでしょうか？

またラストシーンで洗濯機を回すシーンや赤い毛糸のシーンも衝撃でしたね。

この記事では、「子宮に沈める」のラストシーンの意味も調べて解説していきます。

子宮に沈めるのラストの洗濯機は何？

「子宮に沈める」のラストシーンについて解説していきます！

「子宮に沈める」は育児放棄・児童虐待を題材とした社会派の映画です。

母親は夜の仕事を始めて、恋人ができると子供を放置するようになります。

夜も一人で留守番をし、部屋も散らかっていき生活が荒れていきました。

次第に家に帰らなくなり、戻ってきたときには息子は死んでいました。

久しぶりに母親に会うことができ、喜んでいる娘でしたがお風呂に沈めて殺してしまいます。

娘を殺した後、母親の取る行動が話題となりました。

それは洗濯機を回すシーンです。

子宮に沈める はさ(内容)
弟餓死してウジ湧いてハエだらけの閉鎖した空間に閉じ込められて
マヨネーズ食べ切って粘土も食べて生き延びたのに
待ってたママが帰って来たら溺死させられて
ウジが湧いた弟は顔をガムテープて巻かれて洗濯機に入れられて回されるし
実話を元に作られた作品らしいな pic.twitter.com/c5UGTwSuLr

— 四畳半すきま🧬 (@37knpe) May 29, 2022

子宮に沈める見たけど色々考えさせられた(*_*)洗濯機で遺体を洗えるんだね

— くるちゃん🎀1y@平 (@mi__poooon) February 27, 2020

しばらく帰らず荒れた部屋を片付けるための選択かと思いましたが、遺体を洗ったのではないかという意見が圧倒的に多かったです。

息子は1歳くらいで幼く、放置されて娘よりも早くに亡くなってしまいました。

そのため、母親に見つかった時はウジ虫が湧いており、腐敗が進んでいる状況でした。

母親はうじ虫を手で取ろうとしていましたが、取り切れず洗濯機で洗ったのではないでしょうか？

子宮に沈めるの毛糸の意味

「子宮に沈める」の毛糸の意味について解説していきます。

「子宮に沈める」では赤い毛糸が何回も登場していました。

まず、あやとりをしているシーンです。

娘の幸とふたりあやとりを楽しんでいました。

父親は家に帰っていない様子だったので、時間を見つけて娘とあやとりで遊んでいたんですね。

まだ幼い幸にあやとりを教えていて、とても微笑ましいシーンでした。

次に、編み物をしているシーン。

由希子が一人の時間にコツコツと編んでいましたね。

父親と別々に住みようになってからも編んでいるので、子供か自分のために編んでいたもののようです。

この編んでいるものは、後にマフラーだとわかります。

そしてラストシーンです。

赤い毛糸のついたかぎ針で自分を刺すシーンです。

椅子に座り、膣の中にかぎ針を入れていました。

このシーンの前に自分の下腹部を撫でていました。

おそらく別の父親の子を妊娠し、子宮にかぎ針を刺したのではないでしょうか？

シャワーを浴びながら下半身から出血する描写があったので、自分で堕胎したのではと推測します。

ラストシーンでは、自分の娘をお風呂に沈めて溺死させます。

先に死んだ息子と並べて、編んでいた赤いマフラーを二人に巻いていました。

母親の生活が荒れてから、マフラーを編んでいるシーンがなかったので完成したのか途中なのかは不明です。

子宮に沈めるの過激な内容はノンフィクションなのか

「子宮に沈める」はノンフィクションなのか調べてみました。

完全に一致しているわけではありませんが、モデルにした事件はあります。

それは2010年に起こった「大阪二児放置死事件」。

母親の育児放棄によって当時3歳の女の子と1歳9か月の男の子が餓死した事件です。

事件を起こした母親は2人の子供を1人で育てていたようです。

夫とは自らの不倫と借金が原因で離婚。

離婚後引っ越した先はワンルームマンションでした。

勤務していた風俗店が賃借していた物件です。

借金があったため元夫から金銭的支援は受けられず生活は困窮していたそうです。

ホストと交際するようになり、子供を放置する時間が増えていきました。

そして6月、部屋に二食分の食事を置いて外出します。

部屋の扉には粘着テープを張られていて、子供たちが出られないようになっていたそうです。

その後、マンションから異臭があるとの通報があり子供たちが発見されました。

7月の終わりだったようで約50日間も放置されていたことになりますね。

映画と違う点もありますが、ほとんど実際に起きた事件と同じように描かれています。

「子宮に沈める」では、不倫や借金が離婚の原因ではありませんでした。

また、映画の母親は一度部屋に戻り娘を殺しています。

実際の事件では亡くなっていることを確認して、また遊びに出掛けて行ったそうです。

映画「子宮に沈める」の毛糸・洗濯機まとめ

映画「子宮に沈める」について紹介してきました。

洗濯機をまわすシーンは亡くなってうじ虫が湧いている息子を洗ったのではないかという意見が多かったです。

また「子宮に沈める」には赤い毛糸が何回も登場しました。

娘とあやとりをしたり、育児の合間に編み物をしたり、幸せの象徴のようでしたね。

しかしラストシーンでは、毛糸のついたかぎ針を膣に入れていました。

おそらく別の男性との子を妊娠していて、子宮を傷つけて堕胎したのではないでしょうか？

「子宮に沈める」は実際に起きた事件を元に製作された映画です。

母親の育児放棄が原因で子供が2人亡くなりました。

内容はとても重いですが、同時に考えさせられる映画です。